2023/12/13 00:14

朝の眠気がきつい人は陽気不足かも。

ここ数日寒い日とそこまで寒くない日が交互に来る感じで自律神経が乱れやすい日が続いています。

眠りにくい、体がだるい、朝が起きにくいなどの症状も出やすい日なども出てきます。特に寒い日は朝が起きにくいですよね。

東洋医学では「朝が起きにくい」という状態の時は陽気が不足している状態になっていることが影響すると考えられています。

陽気不足にはなぜなっちゃう?

陽気不足になる原因はいくつかあるのですが、

1. 外気温が低すぎる

2.自分のエネルギーが不足している

3.冷える食べ物を食べ過ぎる

これらの要因があります。

外気温が低すぎる

物理的に外が寒い日は物理的に身体の表面が冷えて、そのため身体の中まで冷えないように自分の中のエネルギー(陽気)を使って体温が低下しないようにしています。

そのエネルギーは普段の食事で回復する部分もあるのですが、やはり寒い日が続いたり、その寒さが半端ない状態だったりするとその使うエネルギーが徐々に消耗していき不足してしまいます。

自分のエネルギーが不足する

先ほどの外が寒い日以外にも疲れすぎていたり、下痢が続いたり、大病のあとには陽気が不足する状態になりやすいです。慢性的な低血圧の人も自分のエネルギーが慢性的に不足しやすい体質の人です。

身体を冷やす食べ物を過食する

自分のエネルギーがあったとしても普段の食事で身体を冷やす食べ物(冷たいもの、甘いもの、グルテン類)を取りすぎていると陽気を回復するための食事にはならないどころか、さらに身体を冷やしてしまうことで陽気が働かなくなってしまいます。

陽気を回復するには

では、陽気を回復するにはどうすればいいかですが、

1.陽気を回復する食材を使う

2.しっかりと休む

3.入浴する

4.お灸をする

こういったことを行うといいです。

陽気を回復する食材

陽気を回復する食材の代表格と言えば生姜。厳密にいえば乾姜という特殊な方法で干した生姜がいいのですが、普通の生姜でも身体を温めて陽気を回復することができます。他にもにんにくやネギ、唐辛子や山椒といった香辛料なども陽気を回復するための食材になります。

しっかりと休む

当然のことながら疲労回復することで陽気も回復する形になりますので休養することが陽気回復の大前提になります。安静にして夜しっかりと休養をとり、日中のお日様のエネルギーをちゃんと受ける日光浴をするとなおいいです。

入浴をする

僕もそうですが、どうしてもめんどくさいとシャワーが多くなりがちになります。しかしながらシャワーでは身体を温める作用はないためのぼせにくい温度で湯舟に浸かることが陽気を回復するための手段になります。ただ、お風呂に入ると言うこと自体が体力を使う行為になりますので疲れない程度でちゃんと上がるのがポイントです。身体を温めるからといってサウナに行く、岩盤浴をするということはあまりおススメしません

お灸をする

お灸は基本的に火を使うため、人体においても温めることで陽気を回復する働きをもっています。

そのためお灸を最善のツボに据えることで陽気不足を解消する手助けになります。最近では自宅でしやすい煙が出にくいタイプの台座灸(クッション付きのお灸)などがあります。ツボに関しては人によるのでここというのは難しいですが、よく使われる場所は関元・足三里・太谿・陽池といったツボになります。詳しい場所はどれだけするといいのかは是非来院時にお問い合わせください。

こうった方法で陽気不足を解消して是非朝スッキリ起きられる元気な体を取り戻していきましょう。