精神科・心療内科系疾患

東洋医学における精神科・心療内科系疾患

精神科・心療内科系疾患というと幅広くなってしまいますが古くは漢代の頃から狐惑病という名の病気の中に精神不安症状が記載されていたり、不寝(不眠)、煩躁(胸のモヤモヤとした感覚)といった諸症状はそれこそ紀元前の頃から言われているので、昔から精神科・心療内科系疾患は世の人を悩ませてきたわけです。

 

また今言われる鬱は宗の時代あたりから鬱と感情の関係性が指摘され今の鬱病と同様の病態が認知されるようになってきました。

 

現在では気の流れが関わる『肝』、ココロの大元である『心』、『心』を栄養する血と関わる『脾』を中心に調整する治療手段が取られることが主流になっています。

 

西洋医学における精神科・心療内科系疾患

現代人の5人に1人は心療内科の受診歴があると言われており、うつは「こころの風邪」と呼ばれるくらい多くの人がストレスと戦っています。

 

心理カウンセラーによるカウンセリングやSSRIをはじめとした抗うつ剤が第一選択として使用されています。

 

当院では抗うつ剤や抗不安薬の減薬・廃薬した状態で安定することを最終目的としていますが、かかりつけ専門医の指示に従いながらの減薬・廃薬をお願いしています。

 

当院における施術の特徴

当院では「心身一如(しんしんいちにょ)」という考え方のもと、肉体の不調を改善することで心の状態が動きやすくなるとして、鍼灸施術では肩こりや不眠といった身体症状の改善を重視しながら、

 

・傾聴を重視した問診

・現代栄養学・中医薬膳学から見た食事アドバイス

 

を取り入れて包括的にケアをしていきます。