東洋医学では呼吸は肺と腎が協力しあっておこないます。
呼吸器疾患はこの肺と腎を中心とした五臓六腑の失調を意識しながら、そこに湿・痰・燥・寒・熱がどう関わるかを分析する必要があります。
特に肺は嬌臓(きょうぞう:弱弱しいという意味)と呼ばれ、外界の気温や湿度などの変化に弱く、乾燥しすぎても潤い過ぎても駄目な臓器になっています。
これらの病因は外邪性のものも内因性のものもあり、それぞれのアプローチを使い分けていく必要があります。
特に鍼灸で関わりやすい呼吸器疾患は、
などがあげられます。
当院では先ほど挙げた湿・痰・燥・寒・熱といった病邪がどう影響しているかを意識しながら問診と体表観察を用いて情報収集をしていきます。
状態に合わせてですが、寒を除くためにお灸を使用する場合が多いです。
当院では痕が残らないか残っても極小さい痕が残るお灸ですのでお灸が苦手な方でも安心して施術を受けることができます。
それでも苦手という方は遠慮なく申しつけてください。
また、花粉症の施術に関してはできるだけシーズン前から施術を行うことをおすすめしております。シーズン中はどうしても後手に回るためなかなか思うような効果がみられないケースが多くなってしまいます。
他に、運動指導や食事指導なども適宜行います。