さて、今回も大事な数字八です。
東洋医学における数字の話その1
東洋医学における数字の話その2
東洋医学における数字の話その3
東洋医学における数字の話その4
東洋医学における数字の話その5(1)
東洋医学における数字の話その5(2)
東洋医学における数字の話その5(3)
東洋医学における数字の話その5(4)
東洋医学における数字の話その6
東洋医学における数字の話その7
大分お久しぶりになりました。東洋医学における数字の話シリーズです。
今回は「八」。末広がりの八ですが、東洋医学というか東洋哲学においてはこの八は「少陰」でもありますが、もっと大切な「八卦」の数になります。この八卦ですが、伝説では伏羲が作り出し、周の時代の文王が更に発展させたとされています。この八卦が詳しく書かれているのが『易経』という本になりますが、この本は中国では官吏になるための必読書である四書五経に含まれるほど大切にされてきました。
その影響もあってか八という数字は日本においても「八百万」「八幡」「八咫烏」など八がつく神様や吉兆の言葉に使われています。
易経では森羅万象を八つのエレメントに分類しているわけです。乾(天)・兌(沢)・離(火)・震(雷)・巽(風)・坎(水)・艮(山)・坤(地)という八つです。それぞれのことを説明すると膨大になりますので今回は端折ります。
一滴庵に飾っている「一滴乾坤を潤す」という言葉の乾坤もこの八卦の乾(天)・坤(地)のことです。
この八つのエレメントは実は陰陽の3乗の組みあわせになるので、元をたどると陰陽につながるわけですね。東洋医学の治療を行う先生の中には占いも出来る人が多いのはこの易の勉強をしているからなんです。(もちろん、専門的に勉強しないと活用できませんけどね)
え?僕は出来るのかって? まぁ当たるも八卦当たらぬも八卦で良ければ(笑)。
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