先日からメールのやり取りをしている患者さまがいまして、ある日「ある選択で迷っています」というメールが来ました。
ここで僕は少し突き放して「現状の状態をしっかりとこなしなさい」と返したのですね。数日メールは返ってきませんでした・・・。
でも、今朝にメールがあり「自分の中で答えは出来ていた」ということで、自分が思う道を進まれました。
東洋医学では精神状態を内臓にいる神様で表します。
その神様の名前が「魂・神・意・魄・志」というのです。
魂魄や意志という言葉と密接な関わりがあるんですよ。
この患者さま、元々は色々な悩みを抱えていました。そういう時はこの内臓にいる神様である「神」が安定しないんですね。
そうなると、「神」は他の4つの神様の親玉なので、「魂・魄・意・志」が安定しないのです。
意や志が安定しないと文字通り意志が定まらないのです。
だからこそ、「自分の意志で」動いたということが「神」が安定してきていることの証拠になっているんです。
「人に言われたから動きました」ではまだまだ神が安定していない状態でしたし、これでは、やっぱり惑うんです。
もちろん「自分の意志で」あったとしても迷いますよ。でも、芯の安定感が違ってきます。
だからこそ、あえて突き放してみました。ここで寄り添うだけではダメだと判断したのです。
この患者様の「神」を信じて。
今まで寄り添う形だったのに急に突き放してごめんなさいね。
でも本当によかった。
大阪市北区南森町駅すぐ 伝統鍼灸一滴庵
コメントを残す