大阪市北区にある漢方医学や東洋医学の知識を用いて不妊治療・胃腸・肩こり・腰痛の悩みを得意とする鍼灸院です。東洋医学の見地だけでなく西洋医学の知識からでもアプローチをしています。

2015/2/5 20:31

甘いものが欲しくなる身体の理由

チロルチョコ

最近、体重計に久しぶりに乗ると5kg増えていましたので、これはやばいと少し運動を意識するようになっています。

実は、私お酒が弱いせいか、甘いものが好きだったりします。あるところではスイーツキングなどと呼ばれたり(心外な)。

ところで、甘いものって多くの人が減らしたいなぁって思う食べ物ですよね。例えばカロリーが気になるとか、例えば白砂糖は身体に良くないとか、ニキビができやすいからなど敬遠される理由は多々あるはずなんですが・・・、なかなか辞めることが出来ない。

ではなぜ甘いものが辞められないのでしょうか?

一つは美味しいからなかなか辞められない。そうですよね。漢方の生薬の中に甘草という生薬があるのですが、これはその名の通り、甘いんです。でもちょっと独特の癖のある甘さで私は苦手です。世の中の甘みが全部こんな甘さだったら、多分甘い物好きは改善するのだろうなぁと思ったりしたものです。

実は、この甘いものが辞められないのには内臓の状態が影響することもあるのです。

東洋医学では肝の臓の働きが乱れると気が結ぼれると言います。
肝の働きをイメージするためにはこの春の時期の地面をみてもらうといいですね。春になると一気に種から芽がでて葉や茎を引き締めながら上へ上へと伸ばしていきます。ここで、上へ上へと行くためには本当は根の広がりや茎の太さが大事になってきます。しかしながら、肝の働きが乱れると、引き締めて上へ延びようと茎が伸びていくのですが、根っこの広がりや茎の太さに栄養を分け与えることが出来ず、結局伸びきることが出来ない状態になるのです。スタートダッシュはよかったけど、後はあんまり・・・という状態ですね。

実は人の身体も肝の臓の働きが乱れるとこんな感じで身体の中がアンバランスな状態になってしまうんです。こうなると疲れやすい身体になっちゃいます。

こういうときにバランスを立て直そうとするのが、緩める働きがある甘味になってくるのです。

引き締まりすぎている状態を緩める。そのために、甘いお菓子なんかが欲しくなってくるんですよ。

甘みって大事なんです。でも、ここで注意してほしいのが摂取量の問題です。緩めるために甘いものを必要以上とってしまうと次は緩みすぎて伸びなくなる。先ほどの例えで言うと茎がしゃっきりせずだら~んとした状態になっちゃうわけですね。やはりこれも成長(人に置き換えると循環や代謝ですね)としては良くないわけです。こうなるとやはり疲れやすい身体になっちゃいます。

ではどうすればいいのか。

まず、必要以上に甘いものを購入しないことが大事です。コンビニに寄ったついでについついチロルチョコの新商品を買う。こんなことをしていてはいけません!(笑)
とはいうものの、欲しいときってありますよね。そういう時はチロルチョコみたいにちょっとだけつまめるものや個別包装になっているものを買うことをおススメします。(自己弁護)

あとは、肝の働きを正常にしていくことも大事です。これをしないとなかなか甘いものの量が減りませんし、疲れやすい身体のままになってしまいます。

長時間のパソコン使用であったり、精神的ストレスを発散できない日常であったり、この肝の働きが乱れやすい現代では以前にもおススメした散歩であったり、少し汗ばむ程度の有酸素運動をすると肝の働きが戻りやすくなります。ただし、貧血傾向の人はあまり運動しすぎないようにしてくださいね。

ただ、なかなかそんな時間も取れない方やもっと効果的に肝の働きを調整したい方は鍼灸治療が効果的ですよ

 

大阪市北区南森町駅すぐ 伝統鍼灸一滴庵
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