先日の勉強会で「鍼灸は医学である。誰でも出来るのが医学なんだ。一部の人間しかできない医療ではない」という話がありました。
実はこの話はこの業界ではよく話題になる話だったりするんです。
正直なところ、鍼灸はその先生の腕の差が大きく出るところだと思います。ある先生は癌の治療に一定の効果を出していますし、ある先生は「鍼は効かない」と鍼灸治療を辞めて整体に行ってしまう先生もいます。
そして、医学というのであれば体系づけられた理論が必要になってくるのですが、無数の流派がある今の状態では体系づけられた理論が成立しているとは言いづらい面があります。
しかしながら、Amazonで鍼が売られていたのを知りレビューを読んでいると、なんと素人が自分に鍼をしていてなおかつ効いているとのこと。
そうなんです。実は鍼はまさしく誰でもがある程度の効果を出せるという一面では再現性のある医学の顔も持っていたりするんです。
もちろん、悠久の歴史のなかで東洋医学という学問体系として纏められている点も医学とはいえるでしょう。
僕自身の考えでは医学というよりやはり医療ではあります。ですが、将来的にこれが日本の鍼灸医学だと自信を持って西洋医学と肩を並べることができるようになりたいですね。
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