大阪市北区にある漢方医学や東洋医学の知識を用いて不妊治療・胃腸・肩こり・腰痛の悩みを得意とする鍼灸院です。東洋医学の見地だけでなく西洋医学の知識からでもアプローチをしています。

2018/12/21 21:00

冬至のカボチャには○○を追加するともっと無病息災になれるかも。

冬至は「一陽来復」

冬至とは一年で一番昼が短い日になります。つまり、この日を境に日照時間が伸びていくわけですので、「一陽来復」とも言われます。

東洋医学でも重視される易でいうと、六十四卦の24番目「地雷復」となります。

一番下に陽爻があって、ここから段々と陽気が回復していくわけですね。

なのでここから春に向けての準備が実は始まっているんです。

 

冬至にカボチャがいいと言われるけど。

冬至にカボチャを食べると無病息災になると言われていますが、実はなぜカボチャなのかはあんまりはっきりとはしていません。

でも、カボチャのような固い皮に覆われている野菜はしっかりと陽気を閉じ込めていると考えられているため、陽気を回復させる一陽来復の時に食べるのはあっている気はします。

ちなみにカボチャですが、薬膳では「甘」「温」の性質があり、「補気健脾」の働き、つまり胃腸の働きを良くして気力体力アップの働きがあると言われています。

ついでなので小豆も加えて炊いてみましょう

マクロビオティックでもよく取り入れられている組み合わせにカボチャと小豆というものがあります。せっかくなので冬至のカボチャにも小豆を加えて炊いてみてはいかがでしょうか?

小豆も固い皮に守られているのでやはり陽気をしっかりと内に込めている食べ物です。そして、もう一つ、腎臓の形に似ているので腎臓の働きを助けるとも言われています。(これを形態薬理学と言います)

薬膳では小豆は「甘」「平」の性質で、「利水消腫」の働き、つまり利尿などでむくみを解消させる働きがあります。

むくみやすい冬場には小豆はいい働きをしますよ。

ただ、注意点が一つ。

砂糖を加えてあんこにはしないでくださいね。

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