MENU
営業時間・定休日
曜日受付時間
月・火・水・金9:30~20:00
9:30~11:00(講師の仕事のため)
9:30~14:00
日・祝日定休日
地図

530-0054 大阪市北区南森町2丁目1-23 藤原ビル203
(地図をクリックすればgoogleマップに飛びます)

大阪市南森町 伝統鍼灸一滴庵 アクセス地図

雨に濡れて風邪を引く理由は?西洋医学と東洋医学で原因を解説

雨降り画像

最近、雨の日に体調を崩されたり、「なんとなく身体が重い」「ゾクゾクする」といった不調を訴える患者様が増えています。

特に今週は雨の中で入学式や始業式を迎えた学校が多かったと思います。体育館や講堂って空調があまり効かず足元が冷えやすい状況になりやすいんですよね。

今回は西洋医学・東洋医学からみる雨に濡れると風邪をひきやすいメカニズムを見ていきましょう。

目次

西洋医学から見た「雨と風邪」のメカニズム

1. 「気化熱」による急激な体温低下

雨に濡れた衣服をそのままにしていると、水分が蒸発する際に身体の熱を奪い去る「気化熱」が発生します。水は空気よりも熱を伝えやすいため、冷たい風に吹かれるよりもずっと早く体温を奪ってしまいます。先ほど雨に濡れたまま体育館で入学式に参加するといった状況はまさしく濡れたままの衣服で気化熱によって身体が冷えたからですね。

2. 免疫細胞の「活動休止」

私たちの免疫システムを司る白血球などは、体温が下がると活動が鈍くなります。

  • 統計的な事実: 体温が1℃下がると、免疫力は約30%低下すると言われています。 体温が下がった隙を突いて、普段なら跳ね返せるウイルスが喉や鼻の粘膜で増殖し、風邪を発症させるのです。

3. 血管収縮による自律神経の乱れ

急激に冷やされると、体は熱を逃がさないように血管を収縮させます。これが血行不良を招き、自律神経のバランスを崩す原因になります。雨の日に感じる「だるさ」や「頭痛」は、この血流の変化に対する身体の悲鳴でもあるのです。

雨の日の不調を招く「風寒湿」の三重苦

東洋医学では、身体の外から侵入してくる邪気のことを「外邪(がいじゃ)」と呼びます。雨の日は、これらが合体して私たちの身体を攻撃してくるのです。

  • 風(ふう): 邪気を運ぶ運び屋。身体のバリア機能(衛気)の隙間から、寒さや湿気を引き連れて侵入します。
  • 寒(かん): 気化熱によって体温を奪う司令塔。陽気(温めるエネルギー)を損傷させ、ゾクゾクという悪寒を引き起こします。
  • 湿(しつ): 雨そのもの。身体に「まとわりつく」性質があり、巡りを悪くします。これが、雨の日に感じる「身体の重だるさ」や「頭重感」の正体です。

雨に濡れるということは、単に温度が下がるだけでなく、これら3つの「邪気」が身体へ侵入してくる状態なのです。

特に注意したい「胃腸」との関係

「いつも雨の日に体調を崩しやすい」という方は、少し注意が必要です。

東洋医学において、湿気(湿邪)と胃腸は非常に深い関係にあります。普段から冷たいものや生ものの摂りすぎで胃腸が弱っていると、身体の中に余分な水分(内湿)が溜まりやすくなります。

そこに外からの雨(外湿)が加わると、「内側からの湿」と「外側からの湿」が合体し、より深く身体にダメージを与えます。これが「風邪がなかなか治らない」「咳や鼻水が長引く」原因になることも少なくありません。

濡れてしまった時の「追い出し」養生術

もし、うっかり雨に濡れてしまったら、邪気が身体の奥深くに入る前に「追い出す」ことが大切です。帰宅後のケアで、その後の体調は大きく変わります。

  1. 首がつく場所を温める 東洋医学では風邪は首から入り込むといわれています。そのため、首だけでなく手首・足首と首の名前がつく場所をお手持ちにお灸があれば1~2壮、なければドライヤーやシャワーで真っ先に温めてください。「大椎(だいつい)」「風門(ふうもん)」「外関(がいかん)」「申脈(しんみゃく)」といった首・手首・足首にあるツボはそれぞれ邪気の侵入を食い止める防波堤になります。
  2. 「足三里(あしさんり)」で巡りを整える 膝のお皿の下から指4本分下がった外側にあるツボです。胃腸の働きを助け、身体の中に溜まった「湿」を排出するスイッチになります。親指で優しく押してみてください。
  3. 辛温解表(しんおんげひょう)の食材を摂る 身体を温めて発汗を促す食材を積極的に摂りましょう。生姜や山椒、紫蘇などは、毛穴を緩めて「風寒湿」を追い出すのに適した食材です。できれば消化のよいおかゆなどに混ぜて食べられるといいですよ。
お灸はどれくらいすればいいですか?

基本的には熱さを感じればそれでOKです。あまり熱さを我慢してしまうと火傷になることもあるので注意してください。

身体を温めるため唐辛子やニンニクでもいいですか?

基本的には身体を温める作用のものでも熱に偏りすぎるとかえって逆効果になることもあります。なので、生姜や紫蘇・山椒といった少しマイルドな刺激のものを採るようにしてください。

最後に

「風寒湿」が身体の奥に入り込むと、関節の痛みや取れないダルさとして残りやすくなります。もし、「濡れた後からずっと調子が悪い」「どうも重だるさが抜けない」といった場合は、邪気がまだ体内に留まっているサインかもしれません。

そんな時は、ぜひ鍼灸の力をお借りください。気の巡りを整え、身体に溜まった「湿」を払い、健やかな状態へ戻すお手伝いをさせていただきます。

雨の日は、心も身体も「乾燥」と「温め」を意識して、快適にお過ごしくださいね。

ご相談・ご予約方法

当院は完全予約制となっております。初めての方も、まずは現在の不安な点を含めてお気軽にお問い合わせください。

LINEで予約・相談  ※24時間受付。お名前と現在の症状を添えてお送りください。メッセージは院長が直接拝見し、誠実にお答えいたします。

お電話でのご相談・ご予約 06-6809-2486(受付時間:9:30〜20:00 / 日曜・祝日定休) ※施術中はお電話に出られないことがございます。その際は留守番電話にメッセージを残していただければ、折り返しご連絡いたします。

オンライン予約 ※24時間受付(Airリザーブに飛びます)

院内のご案内

  • 所在地: 大阪市北区南森町2丁目1-23 藤原ビル203
  • アクセス: 地鉄 谷町線・堺筋線「南森町駅」徒歩1分、JR東西線「大阪天満宮駅」徒歩3分
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

加堂 佑のアバター 加堂 佑 伝統鍼灸一滴庵・院長

伝統鍼灸一滴庵 院長
神戸東洋医療学院非常勤講師(2024~現在)
保有国家資格:はり師・きゅう師・あんまマッサージ指圧師

大阪市北区南森町にて10年以上皆様が健康になるためのお手伝いをさせてもらっています。

コメント

コメントする

目次