伝統鍼灸一滴庵の院長加堂です。
関西では有名なのですが、実は子供にも鍼をするんですよ。
といっても、刺す鍼ではなくて刺さない鍼ですけどね。この刺さない鍼は流派によって色々な形をしていたりするのですが、当院で使っている鍼は「打鍼」という道具で主に治療します。
で、今回の患者さん。実はうちの子なのです。
先日、あちこちと連れ回したり、お風呂が長風呂だったりしたためか、普段はあまり夜泣きをしない子がおっぱいをあげても、抱っこしても、延々と泣き続けるんです。
最初は泣くのも仕事だ~。と思いながら、妻と交代で抱っこしていたのですが、泣き止むどころか一層激しさをまして泣くではないですか。
こりゃイカンということで、仕事鞄から打鍼道具を取り出して、お腹をこんこんと鍼と木槌で叩くと、機嫌悪く泣いていた子が、徐々に落ち着いてきて、最後には笑顔になり、ふわーとあくびをするとコテンと寝ちゃいました。
少しだけ専門的な話をすると、心下から脾募・胃土に邪が停滞しており、それを散じてあげることで、内熱が取れたんですね。
寝かしつけようとおっぱいを飲ませたことで余計に熱が篭ってしまったのです。
とは言うものの、本当の原因は、親子と夫婦の交流だったりするのですけどね。
世のお父さん。夜泣きで苦しんでいる奥様のために、夫婦の交流をしっかりもちましょうね(反省)
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