さて、今回は前回に引き続き六十四卦のお話です。
「伝統鍼灸 一滴庵」を六十四卦でイメージすると水天需か水地比になると説明しました。
では、この水天需とはどのような卦なのでしょうか。
上に坎の卦があり、下に乾の卦があります。これは天に昇った水が落ちようとする様を表しています。ただ、ここのポイントはまだ雨が降る前、雨が降るのを待っている状態なのです。
この需という言葉は待つという意味を持っています。
雨が降るのをじっくりと待つ。
易経の卦辞に「需。有孚光亨。貞吉。利渉大川。(じゅは、まことありておおいにとおる。ていきつ。たいせんをわたるによろし。)」とあります。
信念を持ってじっくりと自分のやるべきことをすれば必ず結果を出すことができる。
「伝統鍼灸 一滴庵」はまだまだ幼いです。僕自身名人というにはまだまだまだまだ・・・程遠いです。
ですが、しっかりと信念をもって治療を行いますので結果は必ずついてくる。
「伝統鍼灸 一滴庵」をイメージする卦にふさわしいと僕は思っています。信念を忘れないように自分の戒めとしながらこれからもよろしくお願いいたします。
大阪市北区南森町で冷え性や自律神経のゆがみを整える鍼灸院「伝統鍼灸 一滴庵」
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