大阪市北区にある漢方医学や東洋医学の知識を用いて不妊治療・胃腸・肩こり・腰痛の悩みを得意とする鍼灸院です。東洋医学の見地だけでなく西洋医学の知識からでもアプローチをしています。

2015/7/21 13:36

感情をしっかり出すことが内臓の働きをよくするんです。

先日妻が子供を連れて、子育てイベントに行ってきました。

そこで、息子を見ていた先輩ママから「この子よく表情をだしているね~」と言われたらしいです。それを妻は息子が褒められたと思って礼を言うと、「あなたを褒めているのよ」と怒られた(?)とのことで、「そんな頑張ってないけどなぁ」と褒められた妻は笑っておりました。

妻が頑張っているかいないかはともかく(というと怒られますね(笑))、確かにうちの息子、よく笑ったり拗ねたり泣いたり表情が豊かになってきました。これはしっかりと触れ合っている証拠なのかもしれません。

実は、この感情の発露というのが人にはとても大事な要素になってきます。

東洋医学では各内臓(五臓)にそれぞれ神様を蔵していると言われています神様を蔵しているから内臓なんですね。で、この神様(魂・神・意・魄・志)が充分に働いている時に感情がしっかりと出現してきます(怒・喜・憂・思・悲・恐・怖)。

ですので、うちの息子が感情を露わにするようになってきたということは、徐々に内臓が働きはじめ、神様をしっかりと蔵すことができるようになってきたということでしょう。

ところで、皆さんは最近しっかり泣いたり、しっかり笑ったり、しっかり怒ったりしていますか?

大人になると理性が働いたり、立場上の問題で泣いたり、笑ったりという感情の発露が出来ないケースが増えてきます。

先ほど神様が内臓に蔵して、働いている時には感情が出ると話しました。では、感情が抑えられているというのはどういうことでしょうか。

実は神様が働こうにも働けない状態なわけなんです。神様が上手に働けないと内臓が弱ります。実はこの結果がうつや不眠症に繋がることもあるんですよ。

ですので、大切なことなのでしっかりと覚えておいて下さい。

たまにはしっかり笑ったり、泣いたり、怒ったりしましょう。

もちろん、何事にも不足があれば過剰もあります。怒りすぎや泣きすぎも内臓を弱らせるきっかけになりますので、程々にしておいてくださいね。

 

大阪市北区南森町駅すぐ 伝統鍼灸一滴庵

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