痛む箇所に直接の施術をしない理由は主に3つあります。
例えば痛いところが股関節にあるとすると、股関節に鍼をするため下着姿になる必要があります。
下着姿くらい平気だという方もおられますが、同性であってもやはり気恥ずかしいですし、異性であればなおさらですよね。
また、場所によっては深い鍼で危険な事故に繋がる部位もあります。それを遠隔部で治療すると避けることができます。
よく、マッサージに行って揉み返しが起きてしまって辛いと経験をされることがあるかと思います。
刺激により筋損傷や筋肉の過剰防御反応による結果である程度仕方のないことになります。
ただ、痛いのによりその部分が痛くなったとは当院ではしたくないので、遠隔部で施術することでそのリスクは避けられます。
(もちろん、刺した部分にその反応がでることはあります)
痛い部分に問題があるというのは間違いではないのですが、例えば
など、その部分以外の問題が波及して痛みや炎症を生じている場合も往々にしてあります。
ですので、痛みがある以外の部分を施術する必要があるのです。