専門学校3年生の時に勉強会の先生から「卒業後に勉強できる治療院を探しなさい」と言われ、研修先の治療院探しに四苦八苦していました。
ちょうど、そんな感じで悩んでいたときに友人が読んでいた学会誌に近所の漢方クリニックで有名な鍼灸の先生の名前を発見します。
その先生の名前は藤本新風先生。
北辰会という鍼灸流派の学術部長(当時)の先生が漢方クリニックの学術部長として招聘されていたんです。
さっそく見学の申し込みをすると、まずは面接をしますということに。
面接では「『明代以降の東洋医学の発展と現代における影響』についてレポートを書いてきなさい」と一言言われて立ち去っていかれました。ひぇ~。
当日はなんとかレポートも仕上げて、無事見学も終わり、その後研修生として扇町漢方クリニックの門戸を叩くことになりました。
このクリニックでは鍼灸師の卵や学生が日々夜遅くまで勉強や問診のまとめをしており、今の僕の基礎となる部分をしっかりと鍛えていただいた場所です。そして、同じ道を志す仲間たちにも出会えました。本当に仲間がいるというのは大切なことですね。
平成19年、はり師・きゅう師・あん摩マツサージ指圧師免許取得。
免許を取って半年後にやっと許可を頂き同クリニックで鍼灸治療を行いはじめます。
その後7年間務める中で北辰会にも入会し、北辰会や扇町漢方クリニックで勉強会の講師も担当させていただいたりして後進指導にもあたらせていただきました。