東洋医学では元々動悸のことを「心悸」、不整脈のことを「結代」と呼び、狭心症や心筋梗塞を「胸痹」「真心痛」と呼んで漢方や鍼灸で対応していました。
現在ではこの分野は西洋医学的処置が第一選択になりますが、できるだけ外科的治療を取りたくない人にとってまだまだ東洋医学で出来る範囲は少なくありません。
病因としては、心や肺、脾を中心とした臓腑の機能失調をメインに瘀血や気陰の過不足をみながら分析していきます。
鍼灸が主に関わる疾患としては、
などがあげられます。
やはり命に関わる場合が多い分野なので先ずは循環器内科を受診してもらうようにしてもらっています。手術までの期間がある場合はそこで出来るだけいい結果を出せるよう、また手術後の回復として鍼灸をおすすめしています。
高血圧などのいわゆる生活習慣病に関しては食事指導もあわせながらゆっくりと数値を安定できるようにもっていきます。