2014/11/5 19:05

一滴庵の由来(2)

寒くなりました。段々冬に近づいていますね。

この冬という季節は太陽寒水という気が影響し寒くなると中国の昔の本に記載されています。

冷たい水ですが、実はこの水というのは冷たいだけではないのです。

水は易の中八卦(あたるも八卦、あたらぬも八卦の八卦です)では坎(かん)になぞらえます。この卦は上から陰爻、陽爻、陰爻と並んでいます。(詳しくはWikipedia:坎を見てね。)つまり、陰と陰にサンドイッチされた陽が存在するわけです。冷たいだけではなく陽気を内包しているのです。

この陽気こそが腎陽や腎精(生命エネルギーの大元、父や母から受け継ぐ生命力のようなもの)と関わってきます。

東洋医学では父の一滴の精が母の子宮と交わることで子供が生まれるとされています。これぞ一滴の水なのです。

一滴の水を養うことで元気になってもらいたい。こういう思いが実は「伝統鍼灸 一滴庵」にこめられているのです。

今回は八卦を使って説明してみましたが、次は六十四卦で一滴庵を紐解いてみましょう。(段々マニアックになっていくなぁ)

 

大阪市北区南森町で冷え性や自律神経のゆがみを整える鍼灸院「伝統鍼灸 一滴庵」

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