普段は布団に入れば五秒で爆睡の僕ですが、年に何度か寝付けない日が出てきます。スヤスヤと寝ている妻や子供を羨ましく思いながら眠気が来るまで起きていたのですが、せっかくなので東洋医学的に不眠の原因を考えてみたいと思います。

 

虚実(きょじつ)で考える

眠れない状態には大きく分けてエネルギー過多とエネルギー不足の状態が考えられます。東洋医学では正気の虚と邪気の実というとらえ方をします。

一見疲れているから眠くなる、体力を回復させるために眠ると考えますが、実は眠るという行為は想像以上に体力を使うものなんです(もちろん、体力を回復させるための睡眠という役割もあります)。ご年配の方で眠りが浅くずっとウトウトしている状態などはこの状態ですね。また貧血になることで眠れなくなる場合もあります。こちらが正気の虚ですね。

次にエネルギー過多でも眠れなくなります。交感神経が興奮して眠れなくなっている姿をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。こちらが邪気の実です。

今回のケースはどうだったのか

では、今回の僕の眠れない状態はどうだったかというと、その日に患者さんのことで心配事があり心がざわついていたということと、その心配事を引きずらないように普段はほとんど飲まないお酒を飲んだということがありました。

本来適度のお酒というのは気を巡らせる働きがあるのですが、今回は心のざわついている状態をより刺激してしまい身体の中に熱を生じてしまう結果になってしまったわけです。

中医学弁証で言えば心肝火旺という証に当てはまってきます。(実際は素体も含めてもう少し複雑にはなるのですが)

こんな時どうすればいい?

もちろん治療すればいいのですが、セルフケアとしては、エネルギー過多のタイプの方はペパーミントなどの一見目が覚めるタイプのハーブティーがオススメです。

あとは熱を加えず気の巡りをよくするということからロングブレスによる呼吸法などもいいですね。

まずは、あまり熱をこもらさないように考え過ぎないようにしてくださいね。

 

大阪市北区南森町駅すぐ 伝統鍼灸一滴庵