先日インターネット上で牛乳石鹼のCMが炎上しているというニュースを見ました。

これがそのCMです。どう感じましたか?

僕はこのCMを見て、妻と喧嘩したあることを思い出しました。

「お家帰りたくない病」

事の発端は「何時に家に帰る」かを僕が連絡しないことにあります。その時点で患者さんには「うん、腹立ちますね」と言われちゃいました。ごめんなさい。

ともかく、この「何時に家に帰るの?」という問い合わせメールに段々疲れてきて、最終的には本当は早く帰れるはずなのに23時頃帰ったりしていた時期がありました。家族のために働いているのに帰宅までせかされて帰ったら自分の時間もなく家族の爲に動かないといけないと感じちゃったんです。そして家のことの何もかもを放り出してしまいたくなったのが「お家帰りたくない病」だったんだと後になって思います。

正式には「帰宅拒否症」という言葉がありますが、そこまで強い状態じゃないのを僕は「お家帰りたくない病」と呼んでいます。

このCMのお父さんも実は「お家帰りたくない病」を潜在的に発病していて、たまたま息子の誕生日に後輩が叱責されている姿を見て、「お家帰りたくない病」を正当化したのかなぁと僕は思ったんですね。もちろん僕の想像ですが。

いいか悪いかといえば100%悪いです。普通子供の誕生日に飲んで帰ってきたら「なんで飲んで帰ってくるの」だけではすみません(笑)

でも、ではなぜ怒られるのがわかっているのに「お家帰りたくない病」を発症するかというと。

心に余裕がないと「お家に帰りたくない病」を発病する

これもまた僕の事例ですが、多分この当時の僕は開業して二年目の頃だったと思います。一年目は開業したてだから売り上げが少なくても仕方ないと思っていましたが、二年目でもなかなか成果を出せていない焦りや不安で大分心に余裕がなかったと思います。そうなると仕事をもっと頑張らないとと思うのですが、そこで「家」のことが自分に乗ってくると息苦しくなったわけですね。

このお父さんも「自分は父が見せてくれた背中を見せられているのか」というセリフもあるようにどこか心に余裕をなくしていたのかもしれません。なんだか仕事ができるお父さんには見えませんしね。

ちなみに帰宅拒否症も軽度のうつとして認知されています。

男は、女はかくあるべしという幻想

僕もそうですし、このお父さんもそうですが、「男らしさ」に「仕事」というキーワードが必ず残る幻想が付きまとうというのもあるのだと思います。

もちろん、女性にも価値観である「子供の面倒は妻が見ろ」という幻想に悩まされているケースも多々あります。ですので、「お家に帰りたくない病」は男性は発症できるけど、本質的には女性にも起こり得ることですし、発症できない環境であることが多い以上女性の方がもっと辛いのかもしれません。

そして、男女共にですが「お家に帰りたくない病」を発症しているなと感じたら、優しく話を聞いてあげてください。そしてそのあとしっかり怒ってください(笑)

なので、このお父さんもしっかり怒られましょう(笑)