産後には色々な体調変化を起こすというのは前回のブログでも話をしました。

では、少し古い文献から産後の体調の変化の注意点を紐解いてみましょう。

漢方医学のバイブルである『傷寒雑病論』、この本は前漢の時代に書かれた本とされています。実に2000年以上前のことですね。

この本は「傷寒」(流行性の病)と「雑病」(慢性疾患)とで後に別々の本になるのですが、この「雑病」パートに婦人科疾患のことが載っています。

「新產婦人有三病、一者病痙、二者病鬱冒、三者大便難、何謂也?」
出産直後の女性に3つの病気があります。1つは痙病(今でいうところの神経痛やリウマチなど)、2つめは鬱冒(めまいやホットフラッシュ、鬱症など)、3つめは大便難(便秘)。これは何故起こるのですか?

当院でも産後から手がしびれるようになったという患者様を見ることがありましたし、もちろん産後うつの患者様も見ることがありました。こうやって大昔から産後のリウマチ様疾患や産後うつの概念があったわけですね。

では、なぜこれらのことが起こるかというと、大部分は血を消耗した結果だと言われています。

出産には多くの出血を伴いますし、その後は母乳という形で血を子供に分け与えるわけですので、血を消耗しやすいわけですね。ですので、頑張ってよく食べるわけですが、食べ過ぎるとそれはそれで問題がおきてしまいますので注意して下さい。

これらのことを解消するためには漢方や鍼灸がよく効きますよ。

 

大阪市北区南森町駅すぐ 伝統鍼灸一滴庵