東洋医学における数字の話その一

東洋医学における数字の話その2

さて、つづいて「三」です。二の時の引きに天地の間に人が入ると「三」になると言いました。

これこそ、東洋思想における三才思想と呼ばれるものです。また「八」の時に話が出てくるかと思いますが、この三才思想は『易経』と呼ばれる昔の中国の占いのルーツの本の中に出てきます。これが荀子により儒教に取り込まれていったのですが、それはまた機会があれば。

東洋思想における「三」の概念は1+1+1ではなく、2を別けるための1、また、2つのエレメントを内包した1なんです。この真ん中というのはまたポイントになるわけで、中庸であるとか、中道などと関連づいてきます。

黒と緑と赤という無作為においた三ではなく、黒と白の間に灰色を置いたわけです。

天と地の間に立つため陰陽が調和されているのが人であるというわけですね。

また真ん中というのは境界という意味にもなってきます。

陰陽の境・枢としての三。これは開闔枢(かいごうすう)という気の動きに通じてきます。

東洋医学の中では上記の開闔枢だけでなく、身体を三つにわけて考える三焦理論、脈診における寸関尺・浮中沈など実は「二」の区切りよりむしろ実践的に使われているケースが多いのです。

※脈診で指を三本当てている部位を寸関尺と言います。そして、指で脈を診るときの深さが浮中沈です。

脈の寸関尺でいえば関上は真ん中というブロックでもあり、境界という一点でもあるので、これまた脈診の難しいところなんですけどね。

おっと話がずれました。ということで、「二」を真ん中で分けて「三」ですが、次は二本の棒をそれぞれ真ん中で区切ると「四」になります。陰陽をさらに陰陽で別けると・・・。二本の棒をクロスさせると・・・。

おっと、これは次回のお話。