先日、朝日放送「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」で漢方と鍼灸のことを放送していました。

色々と思うところはありますが、(鍼灸や漢方は流派によって考え方が違うのでこれが正しいという答えはなかったりします。)好意的な表現を使っていたり、鍼灸における遠隔部位での治療を当たり前のように取り上げてくれていたりして今までのこういった番組の中では納得できる番組作りだったと思います。

ただ、残念なところとしてはやはり鍼灸=「肩こり・腰痛」のためのものという呪縛から抜け切れていない点です。千葉大学の和漢診療科の鍼灸部門であればおそらく肩こり・腰痛だけでなく色々なアレルギー疾患や胃腸疾患、難病の患者さんも来院されているはずです。できればそういったところをもっとクローズアップして「肩こり・腰痛」だけではないということをもっとPRしてもらえれば嬉しかったのですけど、まぁ色々なしがらみやニーズの問題が関わってくるのでしょうね。

鍼灸は日本において明治時代までは漢方と並んで病気を治療するための二大治療法でした。ですので、江戸時代までの鍼灸文献書には色々な疾患における鍼灸の治療例が残っています。もちろん、現代の鍼灸医(本来は医とつけてはいけませんが、医学をしている自負をもって鍼灸医と名乗られている先生がおられます。素晴らしいことです)でもがん治療で成果を出されたり、難病患者さんを多く改善させていたり、たくさんのすごい症例をお聞きします。

もちろん当院でも西洋医学の病院で改善しなかった疾患を改善に導いているケースもございます。今後とも鍼灸を色々な疾患の治療に有効だと認めてもらえれるように頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします。